2016.11.11更新

賃料増額,賃料減額の裁判を提起した場合,どのように裁判は進むのでしょうか。

争点は,賃料が高いか,安いかですから,訴える原告が自分の考える適正賃料を主張し,証拠によって,証明していくことになります。

一方,訴えられた被告としては,現行の賃料が適正であることを証拠によって立証します。

双方,不動産鑑定士の鑑定書を用いて立証したり,裁判所が選任する鑑定人の鑑定によって,適正賃料の証明がなされます。

賃料減額の裁判が確定した場合,貸主は,裁判によって決められた賃料とそれまで受け取っていた賃料の差額を支払い,かつ,1割の利息を支払います。

逆に,賃料増額の裁判が確定した場合,借主は,裁判によって決められた賃料とそれまで払っていた賃料との差額を支払い,かつ,1割の利息を支払うことになります。

 

投稿者: 棚田 章弘

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