2026.09.08更新

トミー・エドマン、ドジャースで光る守備と打線の役割

トミー・エドマンは、派手な一発だけで語られる選手ではありません。セントルイス・カージナルスでMLBに定着し、現在はロサンゼルス・ドジャースでも存在感を示す内外野兼任のスイッチヒッターです。大谷翔平のようなスター選手が注目を集める中で、エドマンの価値は「試合を整える力」にあります。

目次

  1. トミー・エドマンの強みは守備位置の多さにある
  2. スイッチヒッターとして打線に与える安定感
  3. カージナルス時代から続く走塁と判断力

1. トミー・エドマンの強みは守備位置の多さにある

エドマンの最大の特徴は、二塁、遊撃、中堅など複数の守備位置をこなせる点です。内野だけでなく外野にも入れるため、チームは試合中の交代や故障者対応で柔軟に動けます。

これは単なる「便利な選手」という意味ではありません。遊撃では送球の正確さが求められ、中堅では打球判断と走力が必要です。まったく違う技能を高い水準で求められるため、複数ポジションを任される選手は限られます。

ドジャースのように選手層が厚いチームでは、固定レギュラーだけでなく、守備の穴を埋めながら打線にも入れる選手が重要になります。エドマンはまさにその役割に合う存在ですね。

2. スイッチヒッターとして打線に与える安定感

エドマンは右打席、左打席の両方に入れるスイッチヒッターです。相手投手が右でも左でも起用しやすく、監督にとっては打順を組みやすい選手になります。

長打で試合を一気に動かすタイプというより、出塁、進塁、状況に応じた打撃で流れをつなぐタイプです。上位打線の前後に入れば、得点機会を広げる役割を担えます。

意外にも、こうした選手は短期決戦でより目立ちます。相手投手が細かく代わる場面でも、左右を問わず打席に立てるからです。代打を出す必要が減り、ベンチの選択肢を残せます。

3. カージナルス時代から続く走塁と判断力

カージナルス時代のエドマンは、守備力と走塁で評価を高めました。足が速いだけでなく、次の塁を狙う判断が早い選手です。

走塁では、盗塁数だけが価値ではありません。外野への浅い打球で三塁を狙うか、相手守備の送球を見て進むか。こうした一瞬の判断が、接戦では得点に直結します。

また、守備でも走塁でもミスを小さく抑える姿勢が目立ちます。華やかなプレーの裏で、アウトを一つ確実に取る。次の塁を無理なく奪う。エドマンの評価は、そうした細部の積み重ねにあります。

おわりに

トミー・エドマンは、スター選手の横でチームの形を整える選手です。複数ポジションを守れること、左右両打席に立てること、走塁で流れを変えられること。この三つがそろうからこそ、ドジャースのような強いチームでも価値が際立ちます。

派手さだけでなく、試合全体を見ながら動ける選手に注目すると、野球の見え方はぐっと深くなります。エドマンは、その面白さを教えてくれる選手です。

投稿者: 棚田 章弘

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